2010_01_01_[SAT]

ネットと電波媒体がクロスしてくる今日。
【現代芸能】を現象から見える『売れアルゴリズム』と『提供サイド側の思惑』を適当に考察するシリーズ 【従来型吉本では誕生しないコア持つ稲垣早希】
アノ芸人事務所の巨人でありアゲアゲシステムを軸とした劇場原理主義である「よしもと」から出てきた、 「よしもと」的でない新しいタイプのネット等を中心とした「コアなファン」層から流れを形成しつつある女芸人【稲垣早希】
今回は、「ロケみつ」ブログDVDを購買し副音声から見えてくるものを検証し、 芸人にとっての成長する経験値を得る為の「売れ」構造や「ロケみつ」DVDの楽しみ方等も、
少し違う切り口で適当に考察していく。

【現代芸能】を現象から見える『売れアルゴリズム』と『提供サイド側の思惑』を適当に考察するシリーズ 【従来型吉本では誕生しないコア持つ稲垣早希】
アノ芸人事務所の巨人でありアゲアゲシステムを軸とした劇場原理主義である「よしもと」から出てきた、 「よしもと」的でない新しいタイプのネット等を中心とした「コアなファン」層から流れを形成しつつある女芸人【稲垣早希】
今回は、「ロケみつ」ブログDVDを購買し副音声から見えてくるものを検証し、 芸人にとっての成長する経験値を得る為の「売れ」構造や「ロケみつ」DVDの楽しみ方等も、
少し違う切り口で適当に考察していく。
-->コレまでの「稲垣早希」関連エントリー
---見出し---
◆高座百遍と恐るべし「なごみ感」?
- ▼【鑑賞】DVD「稲垣早希」ブログ旅03-06
- ▼【鑑賞】環境が急速に「トーク力」を育てる?
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▼【鑑賞】DVD「稲垣早希」ブログ旅03-06
2010年11月は、観察対象の「稲垣早希」さんもブログ旅のDVDを出されたので、購買。

「ロケみつ」は副音声がオモシロだ。
03巻は「のぶ」さんで、ベタな入り『オレでええのんか?』で、いつも笑ってしまう。
オイちゃんは、アマゾンのレビューには書き込みしないけど「のぶ」さんの副音声が1番好きやなぁ。

04巻の副音声は座長「小藪」さん。
たしかに 「小藪」さんネコだった?
12月は、観察強化対象の「稲垣早希」さんの四国編後半ブログ旅DVDがまたまた2巻3枚出たので、写真集に続き、なんだか「ネギ鴨」状態だが購買。

特典としてエバ「破」な擬似フィルム「モドキ」が入っていましたが、さすがフイルムでなく「モドキ」なので4巻とも風景だけとかはありませんでした。
「モドキ」強し!
あとはイベント参加の抽選券が入っていたが、参加はしないので「稲垣早希」さんのファンの皆さんの当選確率が少しでも高まる事への小さな貢献しております。
ブログ旅DVD四国編05巻の副音声は矢野・兵動 の「兵動」さんで、 制作側ディレクションは「ホンワカとしたムード」でのトークという事で相手の目線に合わせての流石なPROトークです。

ブログ旅DVD四国編06巻「赤オニ」版はザ・プラン9「浅越ゴエ」さんで、 制作側ディレクションの「ガッチリ、インタビュアー」で色んな質問を投げかけ「稲垣早希」さんが答えながら進んでいきます。

ブログ旅DVD四国編06巻「青オニ」版はシャンプーハット「てつじ」さんで、 制作側ディレクションの「より視聴者に近い立場」という切り口で色んな状況での心理などを聞きながら進んでいきます。
特典の副音声は3〜6、どの巻のゲストも、なかなか他事務所で、このレベルの人達をというわけにはいかないヨシモトが誇るトークの手練で面白く、
巻ごとにゲストスピーカーへ立ち位置のディレクションを変えていったこともあり、変化を楽しめて良かった。
また、ちょっと可哀相だけど笑えるエピとして4巻のネコの巻での副音声「小藪」さんは、制作側ブログにあるようにディレクションが「早希ちゃんや親玉をも叱ってもらう」という事だったので
それを理解した上で、もう一度、4巻を聞いてみると「なるほどなぁ」と分かります。
とうぜん、「小藪」さんがプロとして指示通りしたら≪それでも、いつもの攻撃的キャラの「小藪」さんより「早希」ちゃん相手だから、かなり抑え気味のユルメな感じだけど。≫ レビューで叩かれるという。と言うオモロだ。後々「ネタ」として使える事を思うとオイシイ感じなのだろうかなぁ。と推察していた。
▼環境が急速に「トーク力」を育てる?
「稲垣早希」さんへのブログなどでの芸評で読んでいてオモシロイのが、相手に比べてトークが上手く回せていない的な事を見かけたりするけども、どの「ライン」と比べての事がイマイチわからないのが笑えたりする。
もしも、「兵藤」さんや「小藪」さんレベルと比較しているなら、 芸歴も長く結果も出している御二人が回しやロングのトークで終始おんぶにだっこされ負けるような事があったら逆に引退勧告になってしまうわけで。

例えば、大阪で言えば同期の「祇園」さんが『すべらん話』でも活躍するコノ副音声でのメンツ「ヨシモト」先輩と屈託なく2人で上手く回せるか?

東京では言えば「チョコプラ」の松尾さんがコノ副音声でのメンツ「ヨシモト」先輩と音声だけで2時間、肩ネタ以外で面白くボケて話を展開しながら鋭くツッコミ込めるか?

同期の女芸人で言えば、エドさんや「タカダ・コーポレーション」の大貫さんが、この芸歴のメンツを相手に副音声で見せる和やかな雰囲気でワキアイアイで「ツッコミ」や「ボケ」をしながら 2時間以上も【対】で絡めていけるか?
と置き換えてみるとよく判るわけです。
≪『ヨシモト』考察では絶対に頭に入れないといけない芸歴だが、 「稲垣早希」さんはNSCの2005年「女タレ」コースなので、大阪28期「祇園」、東京11期「エドはるみ、チョコプラ、Tコーポ」等と同期になる。≫
とうぜん、この話術手練「ヨシモト」先輩達は「稲垣早希」ちゃんが作り出す独特の雰囲気があるから空気を読み合わせる事で、ナンダカンダありながらも優しい「トス」を上げさせて「フォロー」しながら進んでくれるわけです。
それでは、 もしもこれが「早希」ちゃんでなくて、同じ芸歴の男の後輩で「チョコプラ」の松尾さんとで、副音声のパートナー「小藪」さんが 制作側ディレクションで今回と同じ「手玉に取って叱ってもらう」を受けていたら、 今回のような感じで和やか雰囲気で進むとはナカナカ考えにくく、
多分「小藪」さんが【TV演芸】で見せる手加減なしのマシンガンな「サディスティク攻め笑い」で、おそらく松尾さんの肩幅が約半分にされた上で、 肩口から胃にかけて穴を開けられるだろうなぁ。と予想できるわけで
個人的には、『TV演芸』で見せる「小藪」さんの【攻め笑い芸】も好きなので、 「チョコプラ」の松尾さんをベタな『なんや、その肩。そんなんで笑い取ってるつもりか?』から始まって言葉で【火だるま】にする【攻め笑い】も見てみたいけども。
そういう推察筋を勘案しながら
このDVDからどういうモノが感じ取れるかと言うと、オイちゃんの実母にさえTV画面に『早希ちゃん、先に切符かわなあかんやん!』と言わしてしまう【能力】によって、
【攻め】ディレクション後の「小藪」さんでさえ『稲垣早希』さんの作り出す土俵である『ちょと阿呆っぽいけど憎めない』空気感を充満させ、
若干マイルドにしてしまう事で
≪「小藪」さんは手練だから「攻め」指示でもアクセルを踏み過ぎると『稲垣早希』的土俵の中では自分の攻め笑いを作りづらくなる空気感を読んで、 DVDの中でも緩めたり垂れたりと調節している。≫
ヨク考えるとコレって恐るべしな「タレント系女芸人」の【才能】を感じるわけです。
【攻め】ディレクション後の「小藪」さんでさえ『稲垣早希』さんの作り出す土俵である『ちょと阿呆っぽいけど憎めない』空気感を充満させ、
若干マイルドにしてしまう事で
≪「小藪」さんは手練だから「攻め」指示でもアクセルを踏み過ぎると『稲垣早希』的土俵の中では自分の攻め笑いを作りづらくなる空気感を読んで、 DVDの中でも緩めたり垂れたりと調節している。≫
ヨク考えるとコレって恐るべしな「タレント系女芸人」の【才能】を感じるわけです。
また、こうやってDVDの副音声を聞いていると番組とはいえ話術の「名うて」先輩と仕事で絡んでいける 『稲垣早希』さんの環境が同期や同じような芸歴の芸人に比べて、いかに恵まれているのか?という事も感じさせます。
本人はナカナカ気づきにくいでしょうが、「稲垣早希」さんのような「ヨシモト」の5年とか6年の若手が、 ヨシモトの先輩で「知名度」と「実力」共にあるコノ副音声のメンツと【対】でガッツリ絡めるって凄い事なハズで。
DVDの副音声での「笑い」の構造を考察していると天然の「ボケ」が生み出す笑いも多くありますが、 明らかにワザと『稲垣早希』さんがトークの流れで「ボケ」を入れ込んでいる部分も多くあり、 「稲垣早希」さんの3〜4年前に出てたトークモノ番組と比べるとヤッパリ飛躍的に対応力も伸びていて、
確認すれば一目瞭然だけど、 副音声も含めて観察していると「稲垣早希」さんが、 自分の土俵でならという条件付きながらチャンと「ボケ」や「ツッコミ」に盛り上がりが起こっている 「お笑いコンテツ」として成立するレベルのトークを行っていて、
ここ2年で、ビックリするぐらいにトークに対する「反応スピード」や「対応力」が付いてきている事に気付かされる。
理由を推察すると、もちろんローカルでも「売れ」に入り自信が少し付いた事もあるだろうけども、 それよりもヤッパリ「売れ」により周りの同期よりも場数を踏めて、
絡む芸人も自分よりも「芸力」が高いレベルとの人達との仕事が増えた事により鍛えられて、「稲垣早希」さん本人の経験値が伸びている事が影響しているわけで
先人の言葉【高座百遍】は偉大だなぁ。
と。やっぱり「芸」って言うのは机上でなく経験なんだなぁ。と。「稲垣早希」さんをディスプレイ越しだけどリアルタイムで観察してて確信する。 ≪ブログ旅前である3年以上前のトーク映像を見ているとキョドっている上に、反応スピードが遅い。≫
そして、逆説的に述べるなら 芸人としての能力を上げる為にも「売れ」は大切なんだ。と
だけど、ヤッパリ結論的に素直に思ったのは、
オイちゃんは考察者であり特に『稲垣早希』さんのファンというわけでも無いのに DVDを連続で副音声を付けて見てると、
こんな皮肉屋のオイちゃんですら アマゾンのDVDのレビューに多くあるリアルが証明しているように、
何かよくわからんが「なごむ」
現象が起こるのだから『稲垣早希』恐るべし。 という印象が振り返って考察すると強いDVDだった。
この『稲垣早希』さんが作り出す何かよく分からんが「なごみ感」体験したいヒトはDVDを購買してみて下さい。
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