2010_08_05_[WED]

ネットと電波媒体がクロスしてくる今日。
【現代芸能】を現象から見える『売れアルゴリズム』と『提供サイド側の思惑』を適当に考察する
シリーズ 【ヨシモト芸人を作ろう!】

【現代芸能】を現象から見える『売れアルゴリズム』と『提供サイド側の思惑』を適当に考察する
シリーズ 【ヨシモト芸人を作ろう!】
-->コレまでの「ヨシモト」関連エントリー
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◆ 吉本創業百周年予想
- ▼【歴史コンテツ】から「予想セット」?
- ▼【歴史コンテツ】の販売とは?
- ▼「吉本史」コンテンツを販売?
- ▼「吉本史」伝説芸人音源を何故売らない?
- ▼「吉本史」過去の「再構築」で再権利化?
- ▼「吉本流」【歴コン】販売を仕掛ける?
- ▼「吉本史」歴コン販売予想?
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◆吉本創業百周年予想
▼【歴史コンテツ】の販売とは?
ヨシモトは、明治の終りから現在まで100年に渡り上方演芸の「歴史」と密接に絡み合っており、 他の消えていった単なる席亭でなく差配する多くの支配下芸人を持っていた事実が、 上方演芸史をヨシモト抜きで語ることを不可能にしているわけですが
実は、ココが「ヨシモト」にとっては、あまり知られていない最大の強みで≪差別化できるという意味で≫
「ヨシモト」は歴史コンテンツを売れる
という事にも繋がっていく。
それを強みにしたのは、昨今の情報加工が容易で インタラクティブ性の高いDVDを初めとする【配布用媒体】の浸透や 広範な【権利関係】という思考で、
昔はあまりそういう考え方が薄かった プロダクションが支配下芸人に代理して持っている「肖像権」や それに隣接する権利などが、
≪慣習としてはあったと思うが法の概念という意味で≫
「ヨシモト」は歴史も持つコンテンツホルダー
としての強みを近年、益々増加してきている。と、言うことを 当然、誰よりもヨシモトのトップMG層は認識していて、それを「銭」に変える試みにチャレンジしている。

実は以前、某雑誌のインタビューで、ヨシモトトップのMG部が 「吉本興業」が保有する過去のコンテツ等をDVD化し販売していくビジネス戦略について 答えていて
その趣旨が
吉本興業には長い歴史があり、多くの未開発資産が眠っている。
今後は、それらを現代の市場に出せるよう加工し提供していきたい。
というような事だったが、
ヨシモトが持つ歴史コンテンツがDVDなどのような流通媒体で「銭」になる。という概念がいつからヨシモトのTOPマネジメント層に浸透したのか? については
≪もちろん、実戦部隊長としてDVDのコンテンツ売り等版権の二次使用について関東の前線で戦ってヨシモトが勝ち上がっていったのは、 今の大崎氏を中心とする幹部の活躍があった事は界隈誌によれば明らかなことだが。もっと、前の醸成されていく過程がよくわからない。≫
現在のコンテンツをDVDで再販というビジネスが当たり前になる以前、林裕章氏が実権を完全に掌握する全段階でのインタービュー記事から確実に、 それが「金脈」になる可能性について言及している。

その吉本興業トップMG層が語っていた通り、
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過去のコンテンツ-->ヨシモトの資産
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現代の市場に出せる-->DVDでの流通
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加工し提供-->そのままでは無くて、ギャグを集めて連続で見せるや
解説などを付加。
「ヨシモト」は消化済み商品を再び「銭」に変えた。
≪「吉本せい」が客の食ったみかんの皮を漢方屋に売って小銭にしたごとく、新しく見えてDNAは継続している≫
一方の右端は、新しい時代を作る「NSC」吉本芸人が生み出す旬の笑い。 そして、もう一方の左端ではヨシモト幹部が言う 歴史の中にある吉本芸人の笑い。
「ヨシモト」は戦略として両方を売っているわけです。
≪過去の芸人の音源や映像を売るという手法は昔からあるが、吉本興業が90年代から上層MG部の号令で進めていった コンテンツをパッケージにした一連の版権ビジネスとは少し手法や概念が違う。これについては長くなるので別エントリーで考察を行う≫
そうすると、
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