2010_04_06_[TUE]

我が家のアイドル犬≪メス、マルチーズ≫は春で19歳以上になったので人間でいうと100歳レベルという年齢。
目も白濁して見えにくいばかりでなく、膀胱もバカになってきて家の中全体が彼女の「便所」と化している。
そこで、我家ではこの対策として「犬用のおむつ」を彼女に装着させるべきか? という『西原理恵子』先生が議論の中にいたら「犬を甘やかす偽善バカやろうども」となじられそうな 議題で家族会議が開かれ喧々諤々の末に
「ヤッパリ、彼女は服を着せるのも嫌がるんだからオムツなんてのは彼女の精神を弱らしてしまう筈」で、
「最後は犬としての死を迎えさせてやろう。」
という常識ある他の家族には聞かせられない意見が大勢を占めて、 『家の中全体が彼女の「便所」やむなし』
という阿呆な結論になった。

嘘みたいな本当の話なので我家では、 彼女が活動する部屋の範囲である台所からトイレまでが新聞紙で埋め尽くされて≪染み込まないようにビニールシートを敷いた上に≫、
朝起きたときに台所が肥溜化しないようオイちゃんも寝る前に「我が家のアイドル犬」が熟睡していない場合は、必ず犬用のトイレにまで彼女を連れていき前足をかかえて
果たしてコレが犬としての死に相応しのか?という少しばかりの疑念を抱きながらも 「ハイ、オシッコしようね。しーーこっこ、しーっここ」って呟いている。
犬だって生きるというのは、大変だ。
が、
犬が家族として死ぬというのはモット大変だ。
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