2009_05_12_[TUE]

『ネット媒体』が『電波媒体』とクロスしてきている現在を【現代芸人】の現象から捉えディスプレイの向こう側から適当に考察する。
奇才【現代芸人】シリーズ。【現象としての鳥居みゆき】に続き第二弾【通常型ウメ研究所--サブ・テキスト】。
【独自の世界観】と【キレのあるズレ】で見るものを笑いの【物悲しさ】世界へいざなう、 もうヒトリの奇才女芸人【ウメ】。
常に玄人ウケする一見しただけでは見抜けない奇才女コント師の放つ練りこまれたハイクオリティ「紙コント」を【通ウメ所】が勝手に分析と適当な考察する。
今回は、第一弾の前半5本が終わったので、とりあえず自分の為の備忘録として 「なぜウメさんに関するエントリーをあげたのか」中間書き。
【独自の世界観】と【キレのあるズレ】で見るものを笑いの【物悲しさ】世界へいざなう、 もうヒトリの奇才女芸人【ウメ】。
常に玄人ウケする一見しただけでは見抜けない奇才女コント師の放つ練りこまれたハイクオリティ「紙コント」を【通ウメ所】が勝手に分析と適当な考察する。
今回は、第一弾の前半5本が終わったので、とりあえず自分の為の備忘録として 「なぜウメさんに関するエントリーをあげたのか」中間書き。
【通常型ウメ研究所--サブ・テキスト】--目次--
-----奇才・女芸人『ウメ』の「紙コント」を味わう。
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ウメの紙コント『スペシャル』 で味わう「ズレ」構造。
(u001-010)--2009_05_06_[WED] -- 【通常型ウメ研究所--サブ・テキスト】
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ウメの紙コント『しびれた』 で味わう「ちょいサディズム」仕掛け。
(u002-010) --2009_05_07_[THU] -- 【通常型ウメ研究所--サブ・テキスト】
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ウメの紙コント『お礼』で味わう「マイナー調」旋律。
(u003-010) --2009_05_08_[FRI] --【通常型ウメ研究所--サブ・テキスト】
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ウメの紙コント『手術』 で味わう「新キプロクオ」現象。
(u004-010) --2009_05_09_[SAT] -- 【通常型ウメ研究所--サブ・テキスト】
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ウメの紙コント『授業参観』 味わう「パラレル」法則。
(u005-010) --2009_05_10_[SUN] --【通常型ウメ研究所--サブ・テキスト】

検索か何かでココに辿りついてしまった方にはオイチャンが勝手考察するにあたって、ココを見ている友人に何度も言ってる事を。
なん回も書いてるんですが『凄い』と『好き』は違うところにある感情と考えるのです。
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◆オイチャンは絵画とか建築を鑑賞するのが好きなんですがその分野が門外漢な人でも知っている 【レオナルド・ダ・ヴィンチ】や【ル・コルビュジエ】はヤッパリ『凄い』です。
どう凄いのかを2、3時間ぐらいなら語ることができるでしょう。もちろん賛美を惜しみません。
ですが彼らを大好きか?と聞かれれば嫌いではありませんが大好きでもありません。
ただ、なぜ彼らが凄いのかは凄く気になるんです。なぜ、彼らは凄いと言えるのか、どうやって凄くなったのか。だれがどう見出したのか。どういう訓練をしてきたのか。
女芸人さんで「紙コント」が代名詞な【ウメ】さん。についても同じような感情です。
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◆女芸人【ウメ】さんの作品を初めて見たのは、2007年のR-1でした。 最初の感想は、『なんて地味な芸人さんなんだ。アマチュアさん?』と
そしてネタを見たら面白いので二度びっくり。当たり前だが口演中は発声もちゃんとプロの張った【舞台用の声】 ≪実は意識的に訓練しないと出せない≫に変身していた。
失礼ながら 『R-1の決勝までの審査員ってちゃんと仕事されているんだなぁ』と
ただ、そのときは何故面白いかまでは考察しなかった。というか、考察をさせないぐらいネタの面白さに比べて キャラが地味だった。そして一度も客席を直視することなく掃けていったのさえわからなかった。
今思えば「ムヒョ、ムヒョロロロ。ムヒョロロロ。」と気配を消していたんだろうと思う。
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◆そして、2007年末から始まった【鳥居みゆき】現象で結婚してました。
ネットでの異様な盛り上がりを見て 『なんで彼らはこんなに【鳥居みゆき】さんに熱狂しているんだろう?』という 興味から【定点観測】を開始。
その関係から意識的に女芸人さんを押さえるようになりR-1のDVDなども見直したりしていたら、 なぜかわからないけど【ウメ】さんの「紙コント」だけは何度見ても面白い事に気づく。
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◆また『なんで【ウメ】さんの「紙コント」だけはいつ見ても面白いんだろう?』 という興味から2009年はじめより【定点観測】を開始。
と同時にお笑いに関する関連本から 構成に関する書籍、エンターテイメント系の経営関連本までの読書もスタート。
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◆そうしているうちに2ヶ月ほどでお笑いのネタに関する構造や構成に関する基礎が見えてきて お笑いのネタ番組も意識的に構造や構成で捉えるようになっていく。
様々な芸人さんの出ている【TV演芸を録画】し面白いと思ったネタは「文字起こし」から構造や構成を解析。
すると【ウメ】さん作品が持つ【独自の世界観】が見えてくる。
【ネタの完成度】を芸風の好き嫌い抜きで、 作品だけをオイチャンの頭の中で勝手に比較した時に【鳥居みゆき】さんと共に 抜けている『凄い』女芸人さん。だと再認識。
今度は以前のようになんとなくではなく、「紙コント」が持つ構造的な特徴に加え 【ウメの独自世界】を構築する4大要素である
(01)--相反を作り出し特異なズレを生み出している【二律背反】など独自理論に基づく解釈つきで【ウメ】さんの「紙コント」が何故面白いか自分の中で納得するに至る。 物凄く自己満足。
(02)--笑いの核となる視点を生んでいる【ちょいサディズム】
(03)--もの悲しい笑いを生む口演も含めた【短調リズム】
(04)--独自世界観を創造する【道徳観念】
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◆ゴールデンウイークのツレと約束してた遊びの計画が諸事情で全てキャンセルされる。
3日ほど家に篭って物凄く自己満足した内容を書く。
そして【通常型ウメ研究所--サブ・テキスト】という某作家をパロった風味なエントリーを何本か上げる。<--今ココ。
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◆今後は、細く長く【定点観測】を続けて
【鳥居みゆき】現象については、
今後も【定点】追跡を行い【鳥居みゆき】さんを中心として「芸人プロダクト循環」を考察しつつ、【ウメ】研究については、
(01)彼女は何故売れたのか--->売れる芸人と売れない芸人の差はなんなのか? 売れる為の法則や原則はそこにあるのか? 又あるとしてそれは何か。
(02)ネットとクロスする時代の芸能事務所の戦略とは--->大手、中小、個人事務所はどう考えどう動くのか。 お笑い戦国時代をディスプレイ越しに観察。
今後も【定点】追跡を行い【ウメ】さんを中心として「芸人プロダクト循環」を考察しつつ、などを考察。
(01)なぜ、それは面白いと言えるのか---> 様々な芸人さんのネタを構造分析し「ボケ」や「突込み」などを独自に整理して法則化していく。 アルゴリズム化は可能なのか。
(02)時代によって面白いはどう変わるのか---> これは前から気になっていたテーマ。なぜ変わるのか。どう変わって行っているのか。そこに法則は存在するか。 又あるとして予測は可能か。
門外漢分野だからこそできる発想と全くの先入観無しで独自に分析して安い趣味として自己満足していきたい。
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