2007_10_07_[SUN]

今日は、出かけたついでに本田健さんの本を買ってきてすでに数冊よんだ。
彼の懐にまた私のお金が入る。
まだ先月買ってきて読んでいない本もあるのだが、
こないだいわゆるローバートキヨサキ系スキームである金持ちなる本や商品を売って金持ちになる
『本田健の金持ち本』を読んだのだが。
巧みなしかけだ。読み手に見えない金持ちの大きな偶像を上手く作り出して
メンターと呼ばれる知人の金持ちの言葉と言うカタチで語られる。
ともかく内容は米国でベストセラーになっている書籍の
焼きまわしで上手く自分の考えのごとく書けているなぁ。
と感心した。というより、
聖書から続く焼き回しなのだから人々は車輪を作り続ける葦なのだ。
どうぜん供給は、需要があるから存在するのである。
何度も同じことを繰り返し、本当に本の内容が薄い。
だからあまり読書しない一般人にも売れるのだろうという
気づきがあって勉強になった。
そうなのだ。ローバートキヨサキにしても金儲けが目的で本を売るは手段であれば潔い。
また、経営コンサルや会計事務所を経営している彼は本文中で
『わざと読みやすいように文章を簡易にしている』とある。
しかし、文章が難しい易しいでなく
「この人は本当に会計事務所を運営している
のだろうか?」という基礎知識を疑ってしまう部分もある。
本当に書籍にあるように実力があるコンサルであれば実業である自分の会社や担当事例を
載せるのが普通じゃなのかなぁ?と思う私は貧乏だからそう思うのだろうか?≪
「大好きな事をしてお金持ちになる」などの巻末にちょろっと実例ポイものがでているがこんなものを経営診断と呼ぶのはどうかとおもうので≫ 不思議だ。
それが気になってセミリタイア中といえそれほど経営道のようなものを語るのであれば、
本田健とは実業でどんなに凄い経営をしているのだろうか?と本業であるらしい
彼の運営する会計事務所をWEBで探してみても自分には見つけられなかった。
しかし、これだけ売れている経営道をうたうベストセラー作家なのに
WEBで本田健さんの実業での経営手腕の実例に
ついて書かれたものが見当たらないというよりも、もっと不思議なのが
WEBでは彼の読者である本当の会計士やコンサルタントさんが結構いらっしゃるようなのだが、その殆ど全ての方が書籍に書かれた様々な出来事や事実とされていることを検証なしに丸呑みして絶賛している事だ。
ローバート氏や彼の本に夢中になる人達にとっては、
そういう検証事はどうでも良くて信仰心が試されているのだろうか。
私が神を信じるがごとくである。
ただ、私は彼らの神である本田さんの本を買って後悔していない。逆にとても良かった。出会えた事に感謝だ。なぜならローバートキヨサキ氏にしても本田健さんのにしても似たような大量量産されているこれらの書籍群は、
本当に柳の下には大量のドジョウが隠れているんだなぁ。
と私たちに教えてくれるからだ。
構造的にはいわば全く魚が取れなかった漁師がイエスの指差す同じ場所にもう一度ナワを放つと奇跡が起こるがごとく単純であるが、
それを踏まえた上でも
多く点在する柳の下にもう一度釣竿を垂らす勇気を与えてくれる書籍群だからだ。
また、本田さんの書籍が教えてくれた事のひとつに売り手のマインドキャラの重要性がある。他の類似本と違い本田さんの書籍は切り口が柔らかなのだ。確かにこのことで読み手は気持ち良い一種の催眠術状態になりWEBの読者たちも内容について疑う事を辞めてしまっているのだ。それは面白いし勉強になった。
本田さんの意図する部分とは違うだろうが彼の書籍群で様々な
『きずき』を得る事ができた。
やはり売れている本は為になる。