2011_02_16_[WED]
「現代芸人」によるピン芸の日本一を決める大会。
【R-1】。
TV放送に登場し、尚且つ勝ち抜く事で『売れアルゴリズム』の契機とすべく演者は頂点を目指す。
経営側であるマネジメント部の思惑も絡めながら、他の批評とは違う角度で適当に考察していく。
まさかの【女芸人】ゼロで、このブログの役目【女王版】考察が終わった
R-1ぐらんぷり2011ですが
その後のサイドストリーを考察しながらすすめていく。
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R-1好きは功労者のYukiさんに、ありがとう?
なんか最後は軽い感動すら覚えた井戸のお化け【佐久間】さんの優勝で幕を閉じた2011年のR-1、
オイちゃん的には人生の選択において芸人というリスクを取りながらも好きな芸道に頑張ってひたむきに続けている芸人さんの努力が年に一度、こうやって祝福される好きな番組で
今回2011年も【TV演芸】的には、
【佐久間】さんが優勝して「ホッコリ」最高の閉幕で、来年も、再来年も続いて欲しいなぁと思える番組ですが
当然、このブログでは【佐久間】さんの井戸のお化けのネタの感想やら批評するではなく
【現代芸能】における構造的考察なので、存続を決める【視聴率】について考察していきましょう。
どうやら関東13.9%≪
関西が14.1%≫だったようです。
「数字的には耐えたよね?」
いくらスポンサードが冠で番組自体は無くならないとしても、
リアルはシビアだからキー局編成が時間帯をG帯から変更だとか、
2010年までの「サバイバル」が数字が振るわなくて消えたみたいに縮小、
再びローカルで昼間化も推察できるわけです。
ローカルってことは関東の芸人にとっては、殆ど『R-1での知名度UP』メリットなんてなくなるわけで
2011年のR-1選考は多くの方が指摘されているように、『女芸人』を外し、絶対に数字を考えたり、今までのパターンだと入れるべきな『楽しんご』さん等も落とし、
あきらかに冒険して原理主義を貫いて案の定、番宣をみると「画」が重くなっており、どうなるかと思っていましたが
もちろん【在宅率】に影響する環境値であったり【視聴層】や【分計】がどういう動きをしていたのか?を見ないと本当に数字が持つ理由は見えてきませんが、結局、存続や縮小拡大を決めていくのは平均視聴率とされているわけで
放送日が「低気温」で尚且つ「雪」という『神』も味方に付け、【在宅率】を押し上げて【13.9%】の結果オーライ。
このように
神様も【R-1】を続けなさい。
と言われおり
キー局編成も【占有率】を理由にバッサリ出来ない『数字』になったんじゃね?ということで
このブログ考察では耐えた事にします。
耐えたから言えるけど。
今回は運営側がネットなどのヘビーな『お笑い好き』の声にシステムも人選も引っ張られすぎたのではと。
構造的に運営側の意図したことじゃないだろうけど【佐久間】さんが、あの全体が重い中で色をくれて良かったなぁ。と。
『R-1』はM-1と違いピンの何でもありの『評価基準が凄く曖昧』だから【色】を一定の形式で全部揃えてしまうのは、
遊びの無いブレーキみたいで『お茶の間』には逆に危険だし
ネットのヘビーな『お笑い好き』で、
ロープに振られて帰ってくるプロレスを否定する人達とは、視聴率が下がれば
全体が死ぬという構造が頭に入っていない人だったりもするが
リアルの世界では格闘技興行でもシュートにいくら多くのマニアがいても
多くの数字を取ることは出来ないし、
かって猪木のプロレスがゴールデンで数字を持っていたのを分析すれば【TV】という構造の中で、
いつもは移動のバスで仲が良くても【抗争】だとか、
アニメから飛び出して四次元殺法を繰り出す【国籍不明】のタイガーマスクだとか
上手く、運営側、マネジメント部が繰り出す
「視聴者の見る意志を引き付ける緩急の仕掛け」が働いていたからで
意図的に存在していた【枠】が無くなり共通の選考基準のみの人選だと
中華料理の箸休めに『食べるラー油』ぐらい重すぎた。
結局は「ぴったんこカン・カンSP」が数字を取るというのはそういう事だという証明で
ヘビーな『お笑い好き』の声を尊重するのも、もちろん重要だけど、それは、あくまでも二次的で
一番大切なのは何よりも継続。
つまりは
『お茶の間』で視聴率が取れるシステムと人選。
ヘビーな『お笑い好き』の声に従って、彼らと心中するのは制作のプロとしてはナンセンスだ。
あえて言うなら『ヤオ』とかネットの声にビビリすぎ。
当然、表面上【枠】なんて存在しない。っていうスタイルを貫くのはタイガーマスクが国籍不明なぐらい「お約束」的な正道だけど公益法人でなく【TV演芸】興行なのに、
それを原理主義的に厳守すると、やっぱり重くなった。
オイちゃんを含めて多くのネットの批評なんて何の責任もリスクも無い人のジャレごとなんだから、
堂々と『興行道』を突き進んで『時代性芸人』の持つ光りや『女芸人』の持つ艶やかさ、
ストロングタイプの『ネタ芸人』と全部ではなく、あくまでも【2割】程度の暗黙という別枠で色どりを入れる事で、其々のエッジが立ってくるわけで
移動が同じバスでも視聴者を熱くする【抗争】を演出するぐらいの座組みでいいと思うけどなぁ。
そういう中でも、「売れるヒト」は状況に合わせて視聴者を笑わせて勝ち進んでいくだろうし。
好きな番組だけに、ヒヤヒヤしたけど耐えて良かった。
詳しい数字は以下。
R-1歴代視聴率
___回_____________関東___関西
第1回(2002年)__________*6.5%
第2回(2004年)__________*8.3%
第3回(2005年)__*8.0%___10.1%
第4回(2006年)__*6.9%___*9.6%
第5回(2007年)__*7.9%___11.8%
第6回(2008年)__*8.3%___15.7%
第7回(2009年)__14.1%___16.1%
第8回(2010年)__14.3%___19.0%
第9回(2011年)__13.9%___14.1%
次は2011年の主な裏番組です。≪関東≫
R-1裏番組2011視聴率≪関東≫
15.0% 19:00-22:54 NTV 沈まぬ太陽
10.9% 19:00-19:56 TBS WBC・オーレドン×井岡
19.8% 19:56-21:48 TBS ぴったんこカン・カンSP
13.9% 19:00-20:54 CX* R-1ぐらんぷり2011
10.8% 19:00-21:48 EX_ ドラえもん3時間SP
在宅率絡みで視聴率考察に欠かせない放送日の天気。
-->2011年02月11日(金)
『雪』≪東京15時≫
最高-->_5.5℃
最低-->_1.2℃
露点-->▼1.7℃
湿度-->81%
風向-->北
風速-->3m/s
降水量-->0.5mm
積雪深-->0cm
日の出-->6:33
日の入-->17:18
ちなみに。≪関西≫
R-1裏番組2011視聴率≪関西≫
14.7% MBS≪TBS系列≫ オーレドン×井岡一翔
14.1% KTV R-1ぐらんぷり2011
18.9% YTV≪NTV系列≫沈まぬ太陽
だったようですが、全国放送としてのR-1存続が第一ですから関西は見なかったことにして関東に絞りましょう。
WBCは「スポーツ」で、沈まぬ太陽は「映画」カテゴリー
視聴率関連の書籍を読むと「スポーツ」はリアルタイムでの視聴が主だから、
≪
構造的に直接の数字を持っていると言われているから、オリンピックや国の対抗戦なると凄まじい数字を叩き出すと言われている。≫
ほぼ、この数字で関東に比べて関西のポイントが高いのは「井岡一翔」さんが関西との接点が高いから。と推察され、内容もイイ試合だったし
「ドラマ」や「映画」の場合は【録画率】の絡みがあり
視聴率は実際より低くなりますが≪
この界隈の書籍を読んだこと無い人には意味不明でしょうが、リアルタイム視聴層に録画で視聴層が含まれないから。≫
これだけ取ったらあんまり意味もなく
キッズは、「ドラえもん」で押さえられているとしても、
問題は
【TV演芸】であるTBSの「ぴったんこカン・カンSP」は常時、
良い数字だけど、視聴層が被っているであろう【R-1】と、
SPといえ通常の数値よりも平均で明らかに上げているのは
19:56-21:48の「ぴったんこカン・カンSP」と後かぶりしている
【R-1】の後番組「ものまね紅白」が
15.6% 21:00-22:52 CX*
と、実は「R-1」13.9-->「ものまね紅白」15.6と【2%】近くも平均で上げている事を考慮すると
【分計】が不明で正確では無いにしろ
パターン的に潜在的な「R-1」のターゲット層を今回は確実に持って行かれているハズで、
恐らく編成のプロ達からすると、
平均の視聴率よりも、この流れているであろう全体で1〜2%の数字を会議では問題にするだろうと推察できるワケです。
あとは、もしも【分計】が、前半が少し盛り上がって後半で数字が垂れている傾向が見えるとしたら
編成からは運営側の【企画が失敗】という烙印を押されるわけで
≪
つまり、この動きは期待値が高いのに内容でザッピングされたことを示すため、システムや、人選に改善の余地があるという指摘されるハズ。≫
来年、システムや選考過程の変更をする際に
運営の現場ではなくTOPのMG層ができるのは、予め本戦日≪決勝≫が決まると【曜日】が決まるわけで、
そうすると大体、その日の戦うことになる視聴層が被る他局【TV演芸】なんかも予想できるわけで、ソコに合わせて勝てる「手段、手法」にする事で視聴率も変わってくるハズ。
視聴率を、遡って考察してるとコレ大切。
今回は神も味方に付けたけど、なんやかんや言っても数字がガクって下がったら時間帯の変更や、ローカル化が絶対に無いって言える人なんていないでしょ?
オイちゃんは「サバイバル」好きだったけど無くなってしまったように【R-1】も、
多くの「お茶の間」の人にとっては何の思いいれもない単なるヒトツの【演芸番組】で
リアルは常にシビアだから。
いまいち、今回は「ツキ」があったという意味がワカラナイ人のために【占有率】が前回に比べてどうなっているかの
比較のために2010年の主な裏番組です。≪関東≫
R-1裏番組2010視聴率≪関東≫
12.5% 19:00-19:56 NTV SUPER SURPRISE
14.7% 19:56-20:54 NTV 踊る!さんま御殿!!
*6.3% 18:40-19:50 TBS 総力報道!THE NEWS
*6.9% 19:55-20:54 TBS お茶の水ハカセ
14.3% 19:00-20:54 CX* R-1ぐらんぷり2010
*6.0% 19:00-19:30 EX_ スティッチ!
*6.2% 19:30-19:54 EX_ 怪談レストラン
11.8% 20:00-20:54 EX_ たけしの家庭の医学
放送日の天気。
-->2010年02月23日(火)
『晴れ』≪東京15時≫
最高-->14.7℃
最低-->_4.2℃
露点-->_3.2℃
湿度-->47%
風向-->南
風速-->3m/s
降水量-->0.0mm
積雪深-->0cm
日の出-->6:19
日の入-->17:30
ご覧のように2010年は他局を少しづつボコったワケです。
ちなみに、この頃の「踊る!さんま御殿!!」も±2前後です。
そして2011年。
R-1を含めお笑いイベント好きや
R-1戦士はみんな、【雪さん】に感謝すべきなのが、こうやって見ると、どういう意味かも見えてきます。
『雪さん、ありがとう。』
来年もよろしく頼むよ。
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